臭わない『にんにく』は
元は韓国料理店「キムチママ」を経営していました。
母直伝のキムチは地元のみなさんに好評でしたが、にんにくの臭いが苦手なお客様もいらっしゃいました。
おいしいキムチ作りに、にんにくは必須です。どうやったら喜んでにんにくを食べていただけるだろうかと考え、行きついたのが臭いが少ないにんにくを作ることでした。
試行錯誤をしながら栽培したにんにくで作ったキムチは、それまで召し上がらなかった方にも食べていただけました。にんにくの豊富な栄養や疲労回復効果は昔からよく知られています。この画期的なにんにくを、キムチ以外の方法で手軽に食べていただけないかと考えミネラル黒にんにくの製造を始めました。
にんにくの栄養素
にんにくには
-
ポリフェノール生活習慣病の予防高血圧・脂質異常症・心筋梗塞・狭心症・糖尿病(成人型)等を防ぎ、がんの予防にも効果があることがわかっています。
-
アミノ酸免疫力アップ、疲労回復全身に酸素を運ぶ、食べたものを分解する、病原菌やウイルスと闘うなど健康を維持するのに必要な成分です。
-
S-アリルシステインアンチエイジング強い抗酸化作用があり、活性酸素の影響を抑え、細胞の老化を防ぎます。
アメリカ国立ガン研究所が発表した情報によると、ガン予防に効果のある植物性食品約40種類のなかで、にんにくがもっとも予防栄養価の高い食材に挙げられました。
さらに、にんにくを発酵させ黒にんにくにすると、それぞれの栄養素の含有量が増えることもわかっています。
薬膳巧房のミネラル農園では、自然界において優れた機能性を有するカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、バナジウム(V)、ストロンチウム(Sr)、ケイ素(Si)などのミネラル類をボール状にセラミック化した「ミネラルボール」を長時間水に浸けた「ミネラル機能水」を使います。
さらに海藻のエキス、アミノ酸(魚を丸ごと天然発酵させた天然形)等の養分を吸収させます。
種子は植物体で最も水分が少ない状態です。その種子にんにくが発芽するために必要な環境条件、栄養条件などを応用し、ミネラル機能水と海藻のエキス、アミノ酸等の養分を吸収させ、新しい発芽にんにくである高品質な「ミネラルにんにく」を栽培します。
さらに新しい根を発芽し、根の先から呼吸をさせ有機物を分泌させると刺激が少ないにんにくになります。
胚の幼根や幼芽が胚乳や子葉から養分を吸収して成長する現象を発芽という。「発芽(germination)」という語は、分野分献によってその定義が異なったり、明確ではない場合があるがミネラル農園では種子から幼根が出現した時点を発芽としている。

新しい発芽にんにくである高品質な「ミネラルにんにく」とともに米麹、薬膳草のハーブなどを入れ、高温・多湿の状況で発酵させながらすべての成分をゆっくりと浸透させると、ニンニク独特の臭いや刺激成分が無くなり、フルーティなプルーンのような味に変化します。子どもから高齢者まで気軽に食べられるように作りました。
この特殊な製法で製造すると、抗酸化作用成分、アミン酸、ポリフェノール化合物、グルコース(ブドウ糖)、ガラクトース(脳糖とも呼ばれるエネルギーとなる植物、栄養成分の甘味科)などの成分を含んだ「ミネラル黒にんにく」になります。
「ミネラル黒にんにく」はミネラル成分と薬膳草の成分を浸透させることでニンニク特有の刺激物質を消失させ、代わりに栄養成分を増やすことを目指した健康食品です。
黒にんにくの加工処理技術や食品機能性に関しても九州大学農学部の先生にアドバイスをいただいています。
にんにくと言えば青森のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
寒い地域で育ったにんにくは実が締まっていて、辛みや臭いがはっきりとしています。
温暖な福岡で育てた薬膳巧房のミネラル黒にんにくは甘く、独特の臭いが少ないのが特徴です。
他社商品よりも発酵・熟成の工程が長いことも特徴です。
他社の黒にんにくには10日ほどで製造されるものもありますが、『ミネラル黒にんにく』はミネラル機能水を含ませ、根が出るのを待ち、発酵・自然熟成を経て3ヶ月以上熟成させます。長い発酵の過程でにんにく特有の辛味やエグミが抜けて、プルーンのような甘みが生まれ、ミネラルがさらに凝縮されます。
黒にんにくのパワーを毎日の生活に
-
身体を内側からきれいに! -
スポーツのエネルギー源に! -
勉強の集中力・記憶力UPに!
私の母は長く肝硬変を患っていて、肝臓に加えて胆のうや脾臓も摘出していました。
3年前、さらに病状が悪化し医師からは「余命3ヶ月」と言われていました。当時の母は体重が33kgまで落ち、腹水も溜まっていて歩くのも食事もままならない状態でしたが「黒にんにくはおいしい」と言って朝昼晩と寝る前、1日4個食べたこともあります。すると驚くことにだんだんと元気を取り戻し、今ではなんと杖なしで歩いています。
母は現在84歳。余命宣告をされたとは思えないほどハツラツとしていて、きっと100歳まで元気でいられるだろう、と信じています(笑)。母の回復にあやかって、「100歳パワー」というキャッチコピーを付けました。
他の食材と一緒に食べる理由
「薬食同源」の理論では、日頃から食材をバランスよく摂取することが体の調子を整え、病気を防ぐと考えられています。栄養素にはそれぞれ役割があり、1つだけを取り入れても十分な力を引き出すことはできません。
韓国の代表的な料理にビビンバがあります。ビビンバは炭水化物(ご飯)、たんぱく質(肉・卵)、ビタミン・ミネラル(野菜)、良質な脂質(ごま油)をバランス良く混ぜて、栄養素の働きを効果的にしています。
ミネラル黒にんにくを料理に入れることでその効果を最大限に引き出すことができます。ミネラル成分は加熱しても減少しないので、煮る・焼く・揚げる、すべての調理方法でミネラル黒にんにくをお使いいただけます。臭いがないので、納豆、カレー、鍋物、ヨーグルト、アイスクリームなど意外な食材にも合います。
エキスタイプは飲み物にも加えやすく、カルシウムを摂りたいときは牛乳に、ビタミンを摂りたいときはフルーツ100%のジュースに入れると、にんにくとの相乗効果が期待できます。
いつもの食事に『ミネラル黒にんにく』をプラスして、お客様のいきいきとした毎日が続くように願っています。
古代エジプトの時代から人類を支えてきたニンニク
タマネギやニンニクを人類が栽培した歴史は古く、紀元前23世紀の古代エジプトまで遡るとされ、ピラミッド建設に従事した労働者の食生活改善に貢献しました。古来よりニンニクは化学物質の豊富さにおいて大きな注目を集めており、それらには抗血栓作用、脂質低下作用、心血管系および抗癌作用があることから、心血管疾患の予防と治療のための伝統薬として使用されてきました。今日では、ニンニクがもつ食品機能性については食欲増進効果、そして医薬品効果の2つの側面で世界中で利用されています。
九州大学農学部
助教 平田 翔先生
主な研究:
蔬菜園芸学、花卉園芸学